非営利組織の経営 by ドラッカー第3章を読んだ@プライベート輪読会第1回
なぜ読んだか?
コロナの影響でリモートチームが増え、可処分時間が増えた影響か、周りのビジネスマンが「利益に直結しないけどなんか色々得られそう」なコミュニティに出入りしてるのを多く観測するようになった。 オンラインサロン・ギルド組織や、その先駆けとなるFREEex(オンラインサロンが流行る10年くらい前から岡田斗司夫さんが提唱してた組織形態だと認識している)が流行ってるのは知ってるが、
- なぜ、こんなにもワークするのか?
- うまく行ってるチームはどうやってメンバーをマネジメント・モチベートしてるのか?
- どうやったら再現性を持って非営利組織をワークし続けられるか? を言語化できない自分を認識したので、先輩経営者からおすすめされて買った。
「読んだ系」の記事をどううまく書けば良いか見えないので、いつも通り雑多に「とりあえず書く」。
読んだ箇所
第3章(いきなりだけど)。目次見て気になった箇所から読むスタイル。 非営利組織についての本で、マーケティング戦略って全然想像つかなくない?
線引いた行(意訳あり)とその感想・まとめ
- 前提として、マーティンぐと販売は違う
- マーケティングとは、「価値を加えて」「ニーズを満足させること」
- 顧客・消費者からスタートすればマーケティング。製品やサービスからスタートするとそれは販売
- マーケティングで重要なことは、働きかけた相手(ターゲット)からフィードバック(反応)を得ること。こちらから働きかけをしてこそ反応を得られる。
- STP: Segmentation, Targeting, Positioning
- Positioning: 差別化
- セグメンテーション(個別最適化・ニッチ化・絞り込み)がロイヤリティを高めるカギ。
- ニッチ化するとターゲットが狭くなるよね?: オーケストラ化(by コトラー)が大事。
- オーケストラ化: 色々なグループに分類した上で、組織の一体化を図る
- 当然、グループごとに活動内容は変える
- ただし、全体のミッションは共有しておく(意訳: 逆説的に言うと、共通のミッションこそがチームをチームたらしめるということだと思う)
- 非営利組織でもマーケティングが必要になったのは、(非営利組織同士の)競争が激しくなったから。
- マーケティング成果の測定方法の原則は、知らない => 知っている => 好きのいかに右側にターゲットを持ってこれるか。
- マーケティングとはある特定の職能ではなく1つの基本的な姿勢である。
【オーケストラ化: 色々なグループに分類した上で、組織の一体化を図る】について
納得感ある。チームが大きくなってくると働きアリの法則的な作用もあり、全員のモチベーションを高く維持するのが困難になる。 小さなチームの集合体として大きなチームを作るのは鉄板な気がする。
【非営利組織でもマーケティングが必要になったのは、(非営利組織同士の)競争が激しくなったから】について
ベンチャー業界でも「新しいことやってる感・イケてる感」があれば採用できる時代はとっくに終わってて、 だからこそ「vision, mission」を使ってある種のマーケティングを行って人を集めるように変化してきてるんだと思う。